人生は哲学だ~凡人の生き様日記~

啓蒙思想家に憧れ。理想は新渡戸稲造。 レオナルド・ダ・ヴィンチよりも多趣味だと思いたい。学問的、哲学的、時にアニメとか映画、んで個人的な雑記で、理想は酒でも呑みながらある種の娯楽として楽しめるものになればといいな的ブログ

防衛装備庁発足について〜情報に人任せな国民

そもそもだが僕はいつからかメディアの発言や流行についてはそれなりに敏感に反応しなくなっていたと思う。

なにせ、ひと昔と違って専門家なのかよくわからない不明瞭な、と言うか、匿名のネットのライターさんが増えているから、きっとその人たちはそれなりに話題集めの手段としてエゴが、つまり個性を出そうとしていくだろうと相場が決まってると予想するから、慎重に反応してるつもり。
どうしても人を集めようとする書き方になるだろうからね。
でも、内容は新聞よりも詰めの甘いものになるだろうなとも思います。


ネタによっては娯楽で済むのもある。
僕だって見るし、とりわけ楽しい。
でも、モノによっては正確な記述をしなければいけないのではないかなと、
また、見る人は見る人なりにSNSで発言する前に、もう少し自分で冷静に考えて書くべきだと思う。
すぐに広がって勘違いを生むし、
誤った解釈が時に悪い方向に向かう恐れがあるからです。

そう思うきっかけはある記事を見て思った。
それが今回の記事の主題になりまする。

安保法案が可決になったのはまさに昨日今日の出来事。
その後ろから影に隠れてたものが出てきてそれがネットで話題になったようで、その記事の書き方が、どうも何も知らなかったです。みたいな空気を出していて、それを見る人も勘違いをしてしまうのではないだろうか。
当然この内容にもすぐにSNSでは反響がある。

「着々と」
「裏で進めてた」
「耳を疑った」など。


その隠れていたものとは何かというと
「防衛装備庁の発足」である。

これがつい最近、ネットで出てきて。
SNSから↑のような発言が出てきたわけである。

冷静に考えれば、テレビのメディアも、ネットも更新される情報は「最新」が普通。
特に今回の安保法案は当然どこのテレビでも放送するだろうし、むしろこの話題でもちきり。
国民の需要も考えればそうなるだろう。

可決から情報が少し落ち着いたところで先のような記事が出たのである。

人によっては「いきなり」とか「勝手に」行われていると思っている人が多いように思う。
ただ少し腰を据えて情報源をたどりながら本当にいきなりなのか、勝手なのか。
僕は調べてみた。
すると、どうだろう。
もう、一年前近くから発表されているのである。

↓これがそれ

「防衛装備庁、2000人規模で来夏にも発足 開発など一元化」

明らかにその当時の人々が政治に無関心だったかが分かりそうな気がする。

安保法案の流れで日本の大多数の国民がそれなりに危機感のような、使命感のようなものを感じ、その流れで感心を寄せる人が多くなったことは間違いないだろう。

だが、その可決のあとのとある、防衛装備庁の発足についてのネット記事にはいつからこの話が行われているかを書かれていない。
そして、SNSの発言から見ても国民は情報を、単なる「受け身」でそこから「反応」する形をとる。
言い換えれば、「反応するまで別のことを考えている、若しくは何も考えていない。」

もし考えていたとするならば、この防衛装備庁も安保も部分部分で似ているだろうし、反対派が批判する主な理由の武器関係が入る。

安保法案のように多くの人が外で主張をするくらいの、運動があったにもかかわらず、似たような点を、一部含む一年前から書かれていた内容については今日まで特に広がっていない。という事実。
これはやはり政治のしていることに、基本的には無関心なのではなかろうか。

要は、情報は【人任せ】で、【情報源】までたどり着かず、誤った解釈が生まれる可能性がある。

これが僕が今なんとなく恐れていることである。
今後の時代はこの点を考慮に入れなければならない。というより、必要になるだろうと思うのですよ。

自らが感心を持って、常に目を張ってみればあのような反応の仕方はしないだろう。
僕はそう思った。

各メディアの公表の仕方に波があることを僕ら凡人が知らないと意見の食い違いの前に信用がなくなり、話すらもできない。そんな風潮になってしまわないだろうか。
だからSNSで情報のやり取り、発言、主張は自由なのだが、その前に、一人ひとりが情報に対して冷静に咀嚼してから発信することが今後必要なのではないかな。と思いました。

僕も然り、ですけどね。
むしろ僕がその傾向があるので戒めを込めて書いた次第です、、、

そもそも政治のシステムも、時代の変化とともに少しアプローチを変えられると良いよね。

国民との距離に、どこか違和感をおぼえるのだよ。
それは、まぁまた、どこかで。


引用元:
日本産経新聞「防衛装備庁、2000人規模で来夏にも発足 開発など一元化」
http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXNASFS1703R_X10C14A6PP8000/
2015年9月19日閲覧