人生は哲学だ~凡人の生き様日記~

啓蒙思想家に憧れ。理想は新渡戸稲造。 レオナルド・ダ・ヴィンチよりも多趣味だと思いたい。学問的、哲学的、時にアニメとか映画、んで個人的な雑記で、理想は酒でも呑みながらある種の娯楽として楽しめるものになればといいな的ブログ

中古の本で書き込みのある本は場合によっては買う価値ありますぜ

僕はブックオフに月に4〜5回は行くほど好きなんですよね。

基本ブックオフは誰かが読んでた本たちの本棚なわけです。
なにかしらの価値を見出して手に取り、売ったのだろうと思うので、よく僕はブックオフに行くと自分が読まないジャンルの本とか手に取らなさそうなやつをあえてとって
(一体どんなニーズでこれを手にとったのだろうか)
と考えることもあります。変人ですかね。

好きな本だけを買うのは別に普通ですけど、僕が好きでもないジャンルのその本はかつて誰かが必要としていたもの。と考えるとなんとなく自分が損をしている気分になる時があります。

さて、それはどっかの記事で書いたと思うのでそのくらいにしておき、今回はブックオフでよもたまにある【書き込みのある本】について僕の考えを述べていこうかなとおもいまする。

ふつうなら、書き込みある本は買いませんよね。僕だって買いません。
でも、多くはないですが実は数冊持ってたりします。
自分で書き込みがあることをわかったうえで買っています。

僕は【線を引いている本】はほとんど買いません。
最近の本で、1,2本の線なら多少安くなるので買うときはあります。どうせ引いてある線は大体の人にとって大切な文なので、さほど気にしません。
多すぎるとまず買いませんけどね。

じゃぁなんで書き込みのある本をまず買おうと思ったのか。について話すと、
一つは【流通している可能性が非常に低い】
ということ。

絶版していて、且つ非常に古い本だと今おいてあるこの本以外に見つかる可能性は低く、場合によっては値段が跳ね上がる。
国立図書館で見る手もありますが、自分にとってこの先も必要になるかもしれないなら買う他ありません。

二つ目は【本の内容を整理されている】から。
僕は哲学書をよく読みますが、前に購入した人が専門職だったのだと思います。
なにやら番号が振ってあって、所々に四角で囲われており、よく見れば、著者の内容についてまとめられている。ということです。

本の読み方なんて、読む人の自由だと考える人が多いかもしれませんが、本の読み方そのものを勉強してみてはどうでしょうか。

僕の好きな本に、【本を読む本】という本(本本うるせぇ)があります。
有名な外山滋比古さんの翻訳本ですね。

これは本の読み方について十分すぎる説明があり、これは本だけでなく、人間同士でのやり取りにも応用できる、素晴らしい実用書だと思います。

僕は、この本のおかげて本との対話、理解の仕方、時には書き込み方なども知ることができ、今まで読んでいた本をもう一度読み返したくなる内容でした。

先に人同士でも応用できると言いましたが、実際に相手とのやり取りや相手の意見、主張というのは言い換えれば著者と読み手の関係です。
そこで、この本では要所要所で【折り合いつける】という言葉が出てきます。この折り合いつけることが、本と読み手の関係だけでなく、人と人との対話においても十二分に応用できるというわけです。

小説を読む方にはあまり向かない本ですが、実用書、学術書を、読む人は読むべきだと思います。参考までに。

さて、そういったように、書き込みの中にも、上手にまとめてあり、読むのが楽になることもあれば、今後自分が本を分析しながら読む時の参考になります。

そして、もう一つ良い点があります。
それは【本に書いてある以外の事が書き込まれている】ということです。

どういうことかというと、この場合は別の本からその本の内容と対応するところをまとめて書いてあったりするということです。
場合によっては読み手の意見が書かれているので場合によっては参考になります。

他に、自分で考えることのなかったことが、その前の読み手は考えている。
一人で本を読んでいても他人の考え方を知ることができる可能性だってあります。
また、書き込まれているお蔭で安くなる。そこらへんの兼ね合いにより買うか買わないか決めていけば、一石三鳥くらいになると思います。

他にも、難しい本とか、難しい言葉を丁寧に横に簡単な言葉で書いてあるものもあるので、自分で辞書で調べる手間も掛からなくてすむものだってあります。
特に古書は昔の漢字や言葉遣いとかが、あってなんだかんだ読めないこともあります。

折角なんで使えるものは使いましょー。
書き込まれているからという、理由だけでまたの機会にするのはもったいないです。
そうしているうちにその本の存在を忘れることもありますからね。
思いついたその時がベスト。ですよ。