人生は哲学だ~凡人の生き様日記~

啓蒙思想家に憧れ。理想は新渡戸稲造。 レオナルド・ダ・ヴィンチよりも多趣味だと思いたい。学問的、哲学的、時にアニメとか映画、んで個人的な雑記で、理想は酒でも呑みながらある種の娯楽として楽しめるものになればといいな的ブログ

夏――それは、「ヤツ」と戦わなければならない季節がやって来たということだ

―――これは、今年引っ越しをしたある言語学者を目指す若者の物語である。


この季節、私が恐らく検索したワードでもっとも重複しているであろう言葉を以下にあげよう。

「ゴキブリ 対処」
「ゴキブリ どこから」
「ゴキブリ スレ」
「ゴキブリ 苦手なもの」
「ゴキブリ スプレー」

ゴキブリ、、、ゴキブリ、、、ゴキブリ、、、

―――私は関東圏の人間だ。そして、独立してかれこれ三件の家に住んだ経験がある。

今年引っ越しをした家は、家賃は手軽で、駅もすぐ。私にとっては満足な部屋となった。

今までの家ではヤツは一回、二回出会ったかなとは思うが、それだけ。
住んだうち二件はどちらも三階に住んでいて、出会ったのは一件目のみ。
二件目は一度も見たことなんてなかった。

そう、私の記憶にヤツなんてつい最近までなかった。

ある日のこと。
私は東北に用があり、しばし家を空けていたのだ。

久々に帰ってきたとき、部屋の明かりをつけたその時――

――目の前を横切る一匹のGを見た。

焦った。

本当に焦った。

久しぶりすぎる。

大きくはないが私は久々に見るこの黒光りのモンスターに少々ビビっていたが、、
私が良く読む英字新聞を片手にそいつを始末した。


――たった一回なら良かった。
一回くらいなら検索もする程でもなかっただろう。
私はそれ以来、恐らく5,6匹を超えたか超えないかくらい見た。

もちろん、その間だって対策を取った。
沢山のゴキブリ対策を、
沢山のゴキブリとの決闘記事を様々な場所で見た。
なんちゃらちゃんねるのまとめスレで沢山のゴキブリスレを見た。
その時孤独から解放されたのだ。

まず私が対策をとったのはスプレーだった。

2つの選択肢があったのだが、私はスプレーを選んだ。

もうひとつの選択肢は「ゴキブリホイホイ」シリーズのタイプである。つまり置いておくタイプ。
だが、思ったのだ。
独り暮らしの部屋に置くタイプを置いたら、退治はできるけど香りに誘われてあらゆる所からわしゃわしゃ出てくるのではないか.....??と感じたのだ。
想像するとキツかった。

だから私は出たときにすぐ、処理できればいいやと思い、スプレーを買ったのだ―――

―――が、それは、間違いだった。選択を誤った。私は冷静な判断ができずにいたのだ。

皆は同じ経験をしただろうか。

【スプレーするとその前に噴射の力で飛ぶ】

↑これである。

一瞬で死ぬもんだと思ったがそうでもなかった。
隅に追いやらなければダメだったのだ。

つまり隅に追いやるまでが大変なのだ。

よく、覚えておいてもらいたい。
家具は壁に揃えているからそこに逃げると迂闊にスプレーは使えないだろう。
しかも何かと食事中に出くわすことが多い。
つまり、衛生的にあまり良くない。

だからといって置くタイプだって呼び出すのが私的には辛い。

残念ながら私はスプレーを使う機会は2回程度だった。

そのあとは無駄なお金を使うのも嫌だし、
まさかそんな高頻度で出ないだろう。梅雨辺りを過ぎれば減るだろう。と 。


浅はかな考えだった。
詰めが甘い。

私と同じ考えをした人がいるならここで言わせてもらおう。

愚論だ。

その考えを捨てろ。

よく聞く「一匹いたら十匹いると思え」と。
時に100匹とか言っていたものもあるが、さすがにそれはないだろう。

私は信じないぞ。

因みにいい忘れていたが、この家は一階であり、一番端だ。

そして、ヤツの出現場所はクーラーだ。

梅雨前に暑くて部屋の窓を開けていたときにそこから入ったのが一匹。

夜、帰宅時、荷物が多いためドアをいつもより長く開けていたときに明かりに誘われ「飛んできた(←これは辛かった)」のが一匹。

それを除くと残りは必ずクーラーある壁付近から見たのがほとんど。間違いないといっていいだろう。

クーラーは他の人にも気を付けてもらいたい。
言い方を変えればこうだ。

「ゴキブリにとっては開けっぱなしのドアだ」と。

要は、「ドアを開けっぱなしの家と変わらない」と言って良いだろう。

私はこの一点を防げばいいのだと気がついた。

ここ最近は、
あまり時間もなく、事前に防ぐ策を実行できなかった。その間に何匹か出現したが、私はやや耐性がついて、すかさずトイレットペーパーをひっつかみ、手に持ち(被して)、自らの手でヤツを上から掴むという技を身につけた。

ふふ、、、
気がつかないうちに修行していたようだ。

触れるのだけは到底無理だったために、ものを使って叩くしか選択肢がなかった私だが、最悪叩いた後そこが汚れてしまうし、場所によっては仕留められず逃げてしまうだろう。

お奨めはしないが、手で確実に掴み、外に投げて、ペーパーだけを流す。

強者はそのままトイレに流すのだが、なんとなくそれは避けたいから私はそれはしない。

そのまま息の根を止めてしまったのなら、人の迷惑にならない場所にそのまま投げておけばいいと思う。

私は掴んだときはまだ生きていたからどうしようと思ったが、ふと思った。

ヤツは頭がいいらしい。

だから私はそいつを尊重した。

「生かしてやるから巣に戻って仲間に伝えな、『ここは危険だ。』と。」

実際に言うほど私は痛い人間ではないがそんな気持ちで外に投げた。

――さて、ここまでが私の今日までの死闘の記録であるが、ヤツに対する知識が皮肉かな。豊富になった。今後の糧としていきたい。

しかし、最終的にどうするのか。
この死闘ははまだ終わったわけではない。

1つ、大事な選択肢を私は何故か今日まで忘れていた。

最初は目を通していたとはずだが、やはり殺虫剤が一番だと思ったうえに、購入してからは選択肢を無意識に消していたようだ。

しかも、1つの教材として、ゴキブリとの死闘を繰り広げる人達の記事に共感と尊敬の意を持ってみていたのが、喜劇を見ているような感情にシフトしてしまい、ただの笑い話のネタとして見始めていた節があった。
それによりさらに、最初に見た選択肢をかき消すことになったのだろう。

駆除の依頼ではない。
そんな時間と金もない。
もちろん、スプレーとか置くものでもない。
↑で書いた通りだ。

私は明日、最終ミッション(仮)を行う。

【ハッカ油作戦】である。

一見ナチュラルだから殺虫剤ほどの効果を期待していなかったのだが、良く調べてみると一石二鳥どころではなく三鳥にも四鳥にもなるようだ。

どこの薬局でも、安く置いてあり、
用法をしっかり考慮すれば、ゴキブリだけじゃない。それ以外の虫だって、夏の私たちの生活を守ってくれる。

こんなに素晴らしいものだったとは、、、

ゴキブリの対処方は検索すれば直ぐにわかる。
簡単に言えば薄めてゴキブリの入り口付近など、侵入しうるところに噴射する。
長い効果は期待できなさそうだから、何日かに一度、ファブリーズを使う感覚で、夏場は側に置いておこう。

結果は後に、ここに書こう。
また、ほかに得た情報があれば、自分のために書くと同時に、検索に引っ掛かった人達の為になるように書くつもりである。

夏は皆で手を取り合い、情報を共有しようじゃないか。